農薬使用量トップの日本



2021.05.08
寺崎慈子


子どもの食は大丈夫か

私は、自分で紙芝居を作って、食の大切さや添加物の怖さなどをお伝

えしています。

  「子どもには、毒は食べさせられない」

この思いが、子育てをしている時に強く沸いてきて、消費者活動に

入っていった私の原点だったからです。

でも、現状はあの時よりどんどん悪くなっていて居ます。

では、どうしてこうなってしまったのか?

を考えてみたいと思います。

日本は阿部前首相が方針演説の中で「世界で一番企業が活躍しやすい国」

を目指すと、規制緩和を推し進めました。そのため

遺伝子組み換え(GM)作物の許可数は世界一となり、

多くの加工食品には表示がないので、

私たちは知らず知らずのうちに口にしています。

農薬企業のために規制は緩く、単位面積あたりの農薬使用量は韓国と並び、世界トップです。

 

輸入小麦使用の市販の食パン学校給食のパンにも残留が検出されています。

 

神経毒性のある農薬

 

日本で使用料が多い有機リン系、ネオ二コチノイド系農薬の使用量は、l0数年で3倍に増加しており、

子どもの脳の発達を阻害する可能性について研究されています。

 

医療費は100倍に

50年前に比べての医療費の増大の背景には、食べものの劣

化の影響が指摘されいます。

子どもたちを安全な食べ物で守ることが、

大人に課せられた責務です。

 

写真は東京新聞、5月2日に日曜版より


寺崎慈子

50歳のときに大病にかかり、入退院を繰り返す。回復後、与えられた命に感謝するとともに、「これからの人生は自分の好きなように生きよう」と心に誓う。 「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答した結果、“歌”と“織り”にたどりつく。 その後、シャンソン歌手と織物作家になり、両方の夢を叶える。 60歳のときに自宅を改装し、『アトリエ&かふぇ悠遊』をオープン。若い世代に食や健康に関する正しい情報を伝えるべく、さまざまなイベントや勉強会を企画・開催している。


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