オリンピックの陰で



2021.08.02
寺崎慈子


前回、キートスという調布にある青少年の居場所をご紹介しましたしたが、

此処では

NPO法人キッズドアが頑張っていることを

知りましたので、お知らせします。

 

今日の東京新聞の一面トップの記事を目にして釘づけになりました。

 

一斉休校の傷跡  今も

一人親働けず、一年無収入 再就職月給6万円

 

世の中は、どうしてもやりたいオリンピックでにぎわっています。

しかし、コロナ禍で特に飲食でのパートで働いていたひとり親などは、

仕事が無くなり、緊急事態宣言が延びれば延びるほど、苦しんでいます。

 

唐突に発表された[ステーホーム]に誰しも困惑したが、

都内に住むひとり親の女性は

『コロナでどん底を見た。「ステイホーム」は地獄だった』

と語っています。

子育て中のひとり親という立場が敬遠され、

やっと得た職も緊急事態宣言の再発令で、ずれ込み、

月給は前職の半分の6万円になり、中学生の長男と小学生の長女を

食パンと水道水で空腹を満たしてもらったそう。

 

「食べるものがない子どもたちがいるのに、政府に救おうという

積極的な姿勢が見えない」

と憤るのが

NPO法人「キッズドア」の渡辺由美子理事です。

給付金も一時しのぎしかならず、この夏休みに入り

給食が無くなるため、子どもたちの体重減も心配されます。

東京五輪にかまけて、政府は国民のことを忘れている

「私たちが言わなければ、絶望してしまう家庭がいっぱいある。

声を上げ続けないといけない」

 

言葉は、現状を良く表していて重く心にのしかかります。

この一皿でも、↓困窮している家族に配りたい。


寺崎慈子

50歳のときに大病にかかり、入退院を繰り返す。回復後、与えられた命に感謝するとともに、「これからの人生は自分の好きなように生きよう」と心に誓う。 「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答した結果、“歌”と“織り”にたどりつく。 その後、シャンソン歌手と織物作家になり、両方の夢を叶える。 60歳のときに自宅を改装し、『アトリエ&かふぇ悠遊』をオープン。若い世代に食や健康に関する正しい情報を伝えるべく、さまざまなイベントや勉強会を企画・開催している。


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