10月といえば凱旋門賞
樋口智美
パリで仕事を始めて、いろんなお仕事をお手伝いしたのですが、
一番インパクトの強かったお仕事の一つは、この凱旋門賞です。
毎年10月の一番最初の週末に、ロンシャン競馬場で開催される凱旋門賞。
まさか自分がその会場のお花を装飾できるなんて――!!!なんて、かなり楽しかった思い出がたくさんあります。
早朝、朝もやの中のブローニュの森を通っていくのですが、
普通の道路をパカパカと馬が優雅に歩いているのです。
馬に乗ってる人も、それはそれはエレガントな人ばかり。
ホントに美しい光景なのです。
ロンシャン競馬場の装飾は、前々日くらいから会場入りして
色んな所にお花を飾っていきます。
私たちが装飾するのは、馬主さんが食事をとりながら競馬を楽しむ会場の装飾。
そんな場所に入れるだけでも、貴重な体験。
本番を前に、何度も馬が走ってる姿を見ながらランチを取るのも、貴重すぎる体験。
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本番当日、競馬場をのぞいてみると、優雅な紳士淑女がいる会場とは別に、
一般の人も競馬を楽しむためにたくさんいらっしゃいます。
あのね、一般で来てるおっさんたちは、競馬新聞片手に赤鉛筆耳に挟んでましたよ。
なんじゃ、そのスタイルって全世界共通なんかいっ!って突っ込みたくなっちゃった。
とはいえ、あのロンシャン競馬場の美しさは今もはっきり覚えてます。
ご興味のある方、パリの中心からもバスで行けますので、一度行ってみてくださいねー。
ワタシがご用意してるお花はこちらからご覧いただけます。