選挙で思うこと
樋口智美
今日は選挙の日。
恥ずかしい話、ワタシはフランス留学する30歳まで選挙に行ったことが数えるほどしかなった。
なぜか?って、誰に入れたらいいのかわからないし、行かないことがカッコイイとでも思ってたのかなぁ。今となっては思い出せない。
フランス人と花屋で働いていると、たまに政治の話が出てくる。
そして、日本はどうなの?ってふられる。
わ、わからん。。。
その恥ずかしさたるや。あたし、30歳過ぎてるのに、政治のこと全くわかってない。
さらに、ワタシが滞在していたころ、フランスの大統領選挙の最終決戦に、
極右政党の候補者が選ばれてしまう事態が起こった。
誰もが、極右の彼は選ばれないだろうから、半ば冷やかしで票を投じた結果、選ばれてしまったのだ。
そこからは、ほぼ毎週マニフェスト(デモ)だった。
彼が大統領に選ばれないよう、フランスのあちこちで多くのデモが起こったのだ。
そして、そのデモに、同じ花屋で働いてたサビンヌも参加するって聞いてびっくり。
サビンヌなんて、いつも休憩の時にはタバコふかして、仕事もあんまり真面目にしてくれなくて、まさか政治のデモに参加するなんて思ってなかった。
でも、彼女曰く、変わらないからってなにもしないなんて、ありえないと。
なんか、その時、あーワタシなんで選挙行かなかったんだろって、思っちゃったのだ。
日本に帰ったら、絶対選挙行く。
変わらないからって、権利放棄はしないって決めたんだ。
フランスいると、ホントに様々な事情を抱えた人に会う。
選挙に参加できなかったり、住む権利もなかったり、仕事する許可ももらえなかったり。
日本に住んでる日本人って恵まれてるんだと、外で暮らしてはじめて気づいた。
そんな選挙の日。もちろん投票行きました。
投票率、100パーセントの世の中にならんかなぁ。
ワタシがご用意してるお花はこちらからご覧いただけます。