温泉三昧の1月。



2022.01.20
樋口智美


 

去年の年末にやっと叔母の施設への引っ越しが終わり、

ちょっとホッとしたわけで。

年末は思い立って大分で温泉三昧することに。

 

同居人のフランス人も『行く行くーー』っとノリノリ。

 

別府で知り合いが宿を始めたばかりだったので、開業祝とばかりに予約した。

宿自体は温泉はついてないのだが、近所には地元の方が通う銭湯のような温泉が

ホントに石投げたら当たるくらいたくさんある。

風呂好きにとっては、んもう楽しいったらない(ワタシ的には)。

 

フランス人にとっては、このジモティのお風呂はハードルが高そう(湯温も高いし)だったので、

杉の井ホテルという超巨大温泉ワンダーランドへ行くことに。

立ち寄り湯ができるし、棚湯っていうホントに広大なお風呂があるし、これならフランス人でも大丈夫そう。

 

もちろん男湯と女湯に分かれるので、

『とにかく、周りの人をよく見て、どうやってるか見て同じようにまねしてお風呂入ったらいいよ』と

アドバイスして、そのまま男湯にフランス人を送り出し、私一人ゆっくり温泉三昧した。

 

風呂上がりに『どうだった?』と聞くと、

『かなり気持ちよかった』 とのことで、ひと安心。

 

『だけどさ、湯船に入ったら、マスクしてるの自分だけだったんだよー』とな。

『!!!!!』

だけん、周りの人見てから温泉入れ!!って言うたのに。

いっちょん、人の言うこと聴かんやっちゃ。

 

そんな一年の始まりでした。

 


樋口智美

短大卒業後、11年間の銀行生活のあと、ふとした思い付きでフランスへ花留学。 パリ1区の花屋 『vertumne』にて、2年半にわたり、勤務。 シャンゼリゼ通りのLouis Vuitton 本店やMAUBOUSSINやChaumetなどのジュエリーショップの装花、Longchamp競馬場での凱旋門賞をはじめとした、各種パーティー会場の装飾などを行う。 帰国後は東京で外資系ホテル、フローリスト。帰福後独立。アトリエ一凛を立ち上げる。 2012年活躍の場が広がり株式会社ヴェルチュムを設立。 福岡市内花屋のウェディング装花コンサルティングのほか、ウェディング会場新規立ち上げ時の装花デザイン業務を行っている。


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