【My History⑥】企業案件で見えてきたこと
里和
テーマ：my history（私の軌跡）
メガネと帽子のスタイリスト 里和（さとわ）です＾＾
どうやって今の仕事を始めたの？
と聞かれることがとても多いので、
今のお仕事をすることになった経緯を
何度かに渡って綴ってみようと思います。
社会人経験豊富な方からすると
あまい！と思うところもあるかもしれませんが
温かい目で読んでくださると嬉しいです。
専業主婦からのスタート
気が付いたら帽子作家に
限界を感じた出来事
周りの目を気にして動けなくなった出来事
企業案件が舞い込む！
企業案件で見えてきたこと ← いまココ
個人の活動が増えていく
帽子作家としての活動と子育てとうまく両立できず
悩んだり落ち込んだりしていましたが、
企業様と提携や個人での活動など
子供の成長とともに少しずつ活動の幅を
広げていけるようになっていました。
帽子作家の展示会で知り合った方が
自宅を兼ねたアトリエで展示会をするということで
グループ展に参加させてもらったり、
近くのインテリア会社の方と親しくなり
そのインテリア会社のスペースをお借りして
期間限定の帽子展示＆オーダー会を
定期的にさせていただくようになったり。
帽子は季節性のあるアイテムなので
忙しい時期と暇な時期とに分かれるのですが、
そういったことにも慣れてきて
一つ一つのことに慌てたり戸惑うことも少しずつ減り
ようやく落ち着いて活動できるようになってきました。
定着することの難しさ
さて、企業案件の方はというと、
帽子は、正直なところ必要不可欠なアイテムではない
ということもあり、
思ったほど忙しくなりませんでした。
特に、洋服のリメイクやお直しをしている企業さんは
約50店舗あるということで
まずは現場に一番近いスタッフの方に
認識してもらう必要がありました。
店長全員が集まる店長会議で
説明させていただいたりもしていましたが、
本社の方からお話を伺っていると
新しいメニューをスタッフの方に定着させるには
2年ぐらいかかる、とのこと。
「2年もかかるのかぁ！」と驚いた記憶があります。
特に帽子は、スタッフの方で日常的にかぶる方も少なく
店舗でお客様からリメイクの相談をされても
候補として上がりづらいアイテムでもありました。
また、日々の業務もあり
忘れられてる可能性も…
ということで、
まずは思い出してもらうために、
約50店舗あるうちの自宅から行ける範囲で
ごあいさつに回ったりもし、
少しずつ認識していただくようになりました。
今振り返ってみて
企業様と提携、ということで舞い上がったのですが、
それだけではスタート地点にも立っていない、
現場の方に知っていただき定着してもらうまでが
時間がかかることなんだ、と痛感。
特にアン・コトンさんではたくさんのスタッフの方を
抱えてらっしゃったので、
広く知ってもらうために社内報で紹介していただいたり
お世話になりました。
ただ、やはり帽子は
必要不可欠なアイテムではないということもあり、
提案していただいてもお客様が乗り気にならない、
というお話も伺ったり。
帽子作家としてただ帽子を作るだけじゃなく、
どうすれば帽子の良さを知ってもらうのか？
それまでは、帽子好きな方が多かったので
あまり見ないふりをしていましたが、
そうではない方たちとお仕事をさせていただくことで
帽子というアイテムの立ち位置を認識。
帽子をかぶるメリットや
帽子に対する思い込みの払しょく、
そういったことに関心が向く
きっかけにもなっていきました。
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