私の副業体験談②ホースクイーン
長谷川文
船橋競馬場のパドックが仕事場
私の副業のひとつに「ホースクイーン」というのもありました。レースクイーンは有名ですが、ホースクイーンはあまり聞きなれないですよね。ホースクイーンはどんなことをするかというと、競馬場のパドックで『1レース』など番号の入った看板をもって馬の先頭を歩きます。
パドックというのは、レースに出走する前の馬が周回する場所で、次のレースに出る馬の状態を観察できます。
これまでは、レースの番号が書いてある看板をもって歩くという人はいなかったようで、競馬場を盛り上げるために「ホースクイーン」という仕事ができたようなのです。
ただ、レースクイーンのように厳しいセレクションを潜り抜けるというようなこともなく、ホースクイーンをやっていた友人から「よかったらやってみない?」と誘われたことがきっかけでした。
奇抜な衣装を着ることもなく、足元もブーツ。ホースクイーン自体の知名度もあまりなく、来場する方々の目当てはあくまで馬なので、レースクイーンの周りに集まっているような長すぎるレンズを持ったカメラマンの方々もいませんでした。
細々と活動していたホースクイーンでしたが、これまで知らなかった競馬場のことや調教師さんの仕事などを間近でみることができたのはとても面白い経験でした。
ホースクイーンはいまいち盛り上がりに欠けていたからでしょうか、いまはインターネットで調べても「ホースクイーン」という仕事自体でてきません。
当時初の試み!とはじまった「ホースクイーン」、盛り上がらないまま終了してしまったようで少し残念です。
(お正月は着物をきてパドックを回りました♪)