【My History⑧】馴染む帽子を見つける3つのポイント
里和
テーマ：my history（私の軌跡）
メガネと帽子のスタイリスト 里和（さとわ）です＾＾
どうやって今の仕事を始めたの？
と聞かれることがとても多いので、
今のお仕事をすることになった経緯を
何度かに渡って綴ってみようと思います。
社会人経験豊富な方からすると
あまい！と思うところもあるかもしれませんが
温かい目で読んでくださると嬉しいです。
専業主婦からのスタート
気が付いたら帽子作家に
限界を感じた出来事
周りの目を気にして動けなくなった出来事
企業案件が舞い込む！
企業案件で見えてきたこと
帽子から離れてみる
似合う帽子を見つける3つのポイント ← いまココ
いい帽子を作るだけじゃ先が広がらない
帽子作家をしつつ
ある帽子会社にデザイナーという形で
週の半分ほど出社するようになりました。
仕事内容は、新しい帽子の見本を作ること。
要は、デザインが売れ筋に固定しがちだったので、
今までにない帽子で新たな売れ筋を作っていこう。
そのためには、
今までと違った人材で
自由な発想ができる人がいいんじゃない？
さらに
デザインができてパターンも引けて、
サンプルまで作れる人がいたらいいよね、
ということで、
帽子作家の人たちに声がかかったわけなんです。
すごくやりがいがあって楽しそう！
と飛びついたのですが、
しばらく帽子作家と並行しながら
帽子会社の仕事をしていくうちに
何となく帽子を作るだけじゃ
この先が広がらないような気がしてきたんです。
そのころの私は、
デパートの期間限定の販売などもしていたので、
帽子好きな人だけじゃなくて
いわゆる世間一般の方の帽子に対するイメージを
すごく感じるようになっていたんですよね。
帽子に対するイメージは、こんな感じ。
・かぶるとしたら日よけの帽子ぐらい
・似合うものがとにかく見当もつかない
・っていうか、帽子が似合わないと思っている
・帽子はオシャレ上級者のアイテム（私には無理無理～）
これじゃぁ、いくらいい帽子を作っても
厳しいな…
結局は一部の帽子好きな人という
狭いパイの奪い合いになってしまう。
いい帽子を作る前に
帽子のハードルを下げて帽子を日常的に楽しめること、
つまり、洋服みたいに帽子を着替えるのが当たり前、
そんな土壌づくりが必要じゃないか
って思ったんですよね。
まずは目の前のお客さまのことから
そこでまず、
お客様は帽子をかぶることの何に
壁を感じているのかを
知ることから始めました。
そこで分かったのが、
帽子を選ぶ基準がほぼない
ということ。
デパートで販売に立っていても
ほとんどのお客様が
「どう選んだらいいのかさっぱりわからん」
ってことをおっしゃってました。
安心して選べないんですよね。
そこで、
お客様が納得して安心して帽子を選ぶ
ポイントをお伝えしようと、
似合う帽子の見つけ方について
色々と研究するようになりました。
始めはプロに学ぶのが早いと思って
帽子に特化したスタイリストを探したのですが
見つからず、
ネットの情報を集めるも
中途半端な感じで納得いかず、
結局自分で「どこがポイントなんだろうなぁ？？？」と
考えに考え
私なりの結論に至ったのが
＼
馴染む帽子を見つける3つのポイント
／
だったんです。
3つのポイントについて
詳しくはこちらをご覧くださいね！
https://satowa-hat.com/column/224/
実際には、
色や素材感など
他にも馴染ませるポイントがあるのですが、
この3つのポイントで
しっくりと馴染む帽子の形がわかるようになります。
この3つのポイントを説明しながら
帽子のアドバイスや販売をしていると
購入される方の納得感がとても高く、
今まで帽子をかぶったことがほとんどないという方が
2万円以上もする帽子を
ほんの数十秒で購入される なんてことも！
「この理論は使える！」と確信できるようになりました。
しかし、
そうすればそうするほど帽子作家という立場が
窮屈に感じるように。
だって、
お客様に似合うものが
私が作った帽子の中にないな、
なんてことがちょくちょく出てきたんです。
もっと自由にたくさんの帽子の中から
お客様にピッタリのものをお勧めできたら。
また新たな葛藤が生まれてきました。
次に続く…
今だから思うこと
この頃になると、子供も小学校高学年になり
だいぶ手がかからなくなってましたし、
なんたって反抗期＾＾；
少し離れてるぐらいがお互いにとってちょうど良かったので
身動きできるようになってました。
にもかかわらず、
帽子作家でい続けることについては
何となく違うような気もしていて…
これからの自分のキャリアについて
どうしていこうかと迷っている時期でも
あったんです。
ただ、
似合う帽子を見つける3つのポイントを
見つけるまであれこれ研究していたことや、
この3つのポイントでお客様に帽子をお勧めしたり
コーディネートのアドバイスをすることが
とても楽しかったので、
そろそろ帽子作家とは違う方向に行くときかな、
なんていうのもうっすらと感じていたと思います。
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