ダイヤモンドの秘めたるパワー
青山陽子
こんにちは。青山陽子です。
今日は、4月の誕生石でもあり、一番身近な宝石「ダイヤモンド」についてお話をしたいと思います。
さて、ダイヤモンドはいつ頃生まれて、どこから来るのかご存じでいらっしゃいますか?
実はダイヤモンドは、原始地球が誕生するプロセスで、マグマに包まれた地下約100~200キロメートル、温度約1400度、7万気圧という非常に過酷な条件の中で結晶化したものです。
古いものでは40億年も前に誕生したと言われています。
ただ、地球は約9億年前にダイヤモンドを作ることを止めてしまいました。ですからいちばん若いダイヤモンドでも、なんと9億歳ということになります。
では、そんな地下奥底でできたダイヤモンドは、どのようにして私たちの手元まで届くのでしょうか?
実はそれがまた過酷で危険な、とんでもなく長い旅。
火山の噴火などによって地下深くから押し上げられ、さらに多くの自然現象の偶然によって地表近くへ辿りつきます。
もともとダイヤモンドは約4000年前にインドで最初に発見されたものですが、現在の産出国は南アフリカを中心とするアフリカ各国、オーストラリア、ロシア、カナダなどです。
現在でも多くの労働力により採掘され、その後原石の売買、カット、加工、販売とそれぞれ異なる国や多くの人の手を経て、初めてジュエリーとして私たちの手元にやってきます。
天然ダイヤモンドは、気の遠くなるような時間と長い長い道のり、数々の偶然と人の手を経て、私たちの手元でキラキラと輝きを放ってくれるのですね。
そのキラメキのひとつひとつが、何億年もの「地球のパワー」を蓄えて輝き続けている!
私はこの壮大なストーリーを知ってから、その輝きを眺めるだけで、地球からのエネルギーを感じます。
だからこそ、「今日は頑張るそ!」という時には、その秘めたるパワーを借りようと、ダイヤモンドジュエリーを身につけるのです。