活躍する日本女性 2



2021.07.11
寺崎慈子


活躍する日本人が、身近な調布、柴崎にいらっしゃいました。

 

KIITOS(キートス)理事長・白旗 眞生さん(写真左)です。

 

紹介者である調布FMに出演させてくださった

長谷川美歩さん(右)と一緒に、我がかふぇに来てくださいました。

近年、子どもたちの「居場所」であるべき家庭の在り方が、

様々な状況によって大きく変化しています。

例えば、家庭の経済的事情の変容や価値観の多様化など、そして

本来の学校、地域の在り方の変化、

何世代にも渡る核家族化は家族の孤立を深め、

子育てをする親の孤立も更に深めています。

家族は不安を感じ、精神的な余裕のなさを生み、

親子の距離感を崩し始め、家族一人ひとりの役割が損なわれていきます。

それは、子どもへの過干渉、無関心、虐待へと繋がる可能性を含みます。

このような家族の役割の崩壊の中、子どもたちは自分の居場所を探し始めます。

しかし、自ら居場所を探すことの困難さから、

ひきこもり、不登校、徘徊、非行などの問題を抱えることになります。

他人と関わることを苦手とし、殻に閉じこもる傾向のある思春期の子どもたちは、

本来、大人と子供の世界を行き来しながら、家庭や学校、地域で育っていくものです。

しかし、不安を抱え居場所を探し続ける子どもは増えています。

その居場所であるのが、NPO法人KIITOS(フィンランド語でありがとう)です。

代表の白旗 眞生さんは、前職のピアノの教師時代を含め

45年も子どもと時を過ごしてきた方です。

 

国は、高齢者や子育て支援に力を注いでいるが、

中学・高校性を中心とした年代が持つ問題には

まだまだ望んでいる段階までにはいたっていない」

 

18才までは行政の支援もありますが、

18才以上30才までの問題が置き去りにされているので、

キートスは原則、中学生以上30才までの青少年の支援をしています。

 

「思春期の世代に苦しんでいる子ども

自分を嫌いと思っている子どもたちが

なんと多い事でしょう」

 

子どもの自己評価は3才までに作られると言われます。

“十分な安心感“が得られたら子どもは自立していきます。

キートスの存在と支援を求めていることを、

多くの方に知っていただきたくて、ご紹介させていただきました。

白幡さんの代わりは無く、お身体を心配している私ですが、

カフェに来ていただきホッとしていただくことと、

まず、私が支援できるほどの経済力を持たないと💦と、

3人で笑いあった束の間の楽しいひと時でした。


寺崎慈子

50歳のときに大病にかかり、入退院を繰り返す。回復後、与えられた命に感謝するとともに、「これからの人生は自分の好きなように生きよう」と心に誓う。 「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答した結果、“歌”と“織り”にたどりつく。 その後、シャンソン歌手と織物作家になり、両方の夢を叶える。 60歳のときに自宅を改装し、『アトリエ&かふぇ悠遊』をオープン。若い世代に食や健康に関する正しい情報を伝えるべく、さまざまなイベントや勉強会を企画・開催している。


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