遺伝子ONのススメ



2021.05.12
寺崎慈子


村上 和雄 先生が亡くなりました。

講演も聞きに行きましたが、とても親しみやすいお人柄でした。

サムシング・グレイト、遺伝子ON、サーチュイン遺伝子などの言葉を使っての

分かりやすいお話は大好きです。

又、「祈り」が病や怪我の治癒に効果があることを、科学で証明された先生です。

 

OFFの遺伝子がONになるとき

人間の眠っている遺伝子を目覚めさせるには、

環境を変えるのがもっともな効果のある方法だそうです。

例えば、こんなお話があります。

日本にいたら学校にも行かない盛り場などうろうろして,

自堕落な生活をしていた高校生が、

アフリカに行き、学校に行きたくても行けない子どもの現実、

日本では信じられない惨状に直面して、彼の中で遺伝子がONになったのでしょう。

自分の着ていた洋服を売り、そのお金で教科書を買い込んで子どもたちに配ったそう。

すると全校を上げて大歓迎された彼は、

人生の中で、こんなに感謝されたことは一度もなかったに違いありません。

親から「お前なんか産まれて来なければよかった」とまで言われた位の

彼ですが、別の遺伝子にもスイッチがはいり率先してスワヒリ語を学び始め、

親が頼んでもやらなかった勉強に率先して励むようになったそうです。

 

身銭を切れ

窮鼠が猫を嚙むのは、その力を持っているからです。

苦しい状況に追い込まれた時、OFFの状態の遺伝子がONに

なって、隠れていた能力を引きだすそうです。

自分で自分を追い込むほうが、純粋な集中力を得ることが出来ます。

 

遺伝子の目覚めを妨げるもの

         1)いたずらに安定を求める気持ち

                     2)つらいことを避けようとする態度

                     3)現状維持の気持ち

                     4)勇気の欠如

                     5)本能的欲求の抑制

                     6)成長への意欲の欠如

人間はいくつになっても、自分の才能を開花させる能力をもっているので、

ある事をやろうという情熱と実行力があれば、どんなことでも可能性はセロではない。

それを阻害するのは「もうダメだ」という気持ちだけだそうです。

 

村上先生は、たくさんのことを教えてくださいました。

お役目を終えられ帰天された先生、ゆっくりお休みください。


寺崎慈子

50歳のときに大病にかかり、入退院を繰り返す。回復後、与えられた命に感謝するとともに、「これからの人生は自分の好きなように生きよう」と心に誓う。 「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答した結果、“歌”と“織り”にたどりつく。 その後、シャンソン歌手と織物作家になり、両方の夢を叶える。 60歳のときに自宅を改装し、『アトリエ&かふぇ悠遊』をオープン。若い世代に食や健康に関する正しい情報を伝えるべく、さまざまなイベントや勉強会を企画・開催している。


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