わたしの終活 2



2021.04.24
寺崎慈子


その後も資料を読み続けていて学んだことを何回かに分けて書こうと思いますが、

今は、松原 惇子さんの『これで解決!「ひとりの老後」』を読んでいます。

松原さんは、73才の現在まで一貫して「ひとりの生き方」を書き続けてきておられ著書は多数だ

し、おひとり様のためにNPO法人SSSネットワークを立ち上げ、代表を務めておられます。

これから来る“老後ひとりぼっち時代”の生き方を問う連載をしておられ、

大変参考になるのです。

この本の最後の章に書かれている文にグサっと来ました。

 

日本人は賢い国民なのに、生き方や死生観のことには無口になる。

フランスでは子どもも人生の意味を語れる。

自分はどう生きたらいいのか?

どう生きるのが幸せか?

そして自分はどう生きるべきなのかを自分の言葉で語れる”

という箇所だ。確かに‼

どうして日本人がそうなったのかを彼女は

昔は親が背中で人生を教えてくれた。

仏教の教えが生活の中に根ざしていたので、自然と生き方を学んでいた。

しかし現代は学校も親も生き方を教えることがない。

生き方や考え方などなくてもお金持ちになる方が、

いい人生だと思っている人が多くなったから

 

と分析しおられ、確かに私も背中を見せて来なかったと反省した。

 

いくら情報やお金を持っていても、

考え方や死生観をもっていなかったら

不幸な老後を送ることになるという事に気付くべきだ。

と言われる。

前回から書いている老後のことに関わってから、年をとったから目が向くのでないことが分かった。

若い方でも独身の方で、結婚か一人を貫くかと悩んでいる方は多数おられ、若い方の関心事でもある

のだ。

でも、家族がいても、いなくても死ぬ時はみんな一人だし、

若い時から自分の死生観を持っていることは、重要なことだと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


寺崎慈子

50歳のときに大病にかかり、入退院を繰り返す。回復後、与えられた命に感謝するとともに、「これからの人生は自分の好きなように生きよう」と心に誓う。 「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答した結果、“歌”と“織り”にたどりつく。 その後、シャンソン歌手と織物作家になり、両方の夢を叶える。 60歳のときに自宅を改装し、『アトリエ&かふぇ悠遊』をオープン。若い世代に食や健康に関する正しい情報を伝えるべく、さまざまなイベントや勉強会を企画・開催している。


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