高齢出産と一人息子、その訳 (上)



2020年4月5日
川崎けやき


3月30日は息子の誕生日でした。

今日は、私の高齢出産のお話を少し。
初めて記します。

5年前の桜が美しい朝
この世に生まれてきた息子。

実は結婚して8年目、
6回目の妊娠で
初めて出産に至った子どもなのです。

6回の妊娠で一人目?
不思議ですよね。そうなのです。

私は35歳の時に結婚したのですが、
翌年第一子となるはずの子を妊娠し
残念ながら…
流産してしまいました。

その翌年また、流産。
そのまた翌年は、子宮外妊娠をし、
さらにその翌年、3度目の流産をし、
そしてその翌年、また流産を…

そう。結婚してから、
ほぼ毎年一回ずつ
妊娠と流産を繰り返し、
やっと息子に逢えた時、
私は42歳になってしまっていたというわけなのです。


……
妊娠は成立しても流産や死産あるいは新生児死亡を繰り返し、生児を得ることができない病態を『不育症』といいます。
一般的には2回連続して流産や死産があれば不育症と診断されます。
(国立成育医療研究センターホームページより)

……

自分が流産を繰り返し経験したことで初めて知った言葉。それが『不育症』でした。

もちろん私も不育症専門の外来にて、全てにわたる検査を受けました。
結果、絶対これ!というはっきりとした要因は見つかりませんでしたが、「妊娠すると」胎盤で血栓をつくり胎児の循環障害の原因になる凝固異常の傾向があるかもしれないと。

複雑な想いが重なった数年間でしたが、気持ち一つ、状況一つをとっても、全ての人に当てはまる訳ではなく、私の主観を以て何かを断言する事はできないと思っています。

ですが、このブログを読んでくださっている方がたくさんいらっしゃる事を知った今、一つの経験として綴ってもよいのかな、と思い始めています。

次回へ続きます。
:::: 高齢出産と一人息子、その訳 (下) ::::  
(あまり重くならない感じで…)


またお会いしましょう。
川崎けやき
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川崎けやき

大学を卒業し一般企業に勤めるものの、約半年で転職。転職先は服装や髪型など身だしなみについての規定が厳しい会社で、常に統一美を求められた。しかしせめてもの自己表現として、お気に入りの指輪をひとつ身に着けていたという。そんな中、お客様との接客中に受けた一言に感銘を受け、ジュエリーデザイナーを志すようになる。4年間、働きながら夜間のジュエリー専門学校に通うために、国の助成金も活用した。しっかりと技術を身に着けた後は、友人から結婚指輪のデザインなどを依頼されるようになる。やがてその評判は人づてに広がり自身の名「けやき」の学名から「Zelkova.K(ゼルコーバ・ケイ)」というブランドで独立。都内百貨店でのイベントやギャラリーでの展示販売も多数開催(現在は完全紹介での制作のみ)。ご主人と5歳の息子の3人家族。



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