自分を信じることができないときは…



2023.08.09
相澤静


こんにちは。

相澤静(あいざわしず)です。

 

前回のブログで「夢を現実にするためには“自分を信じることが大切”」とお伝えしました。

 

そのことを言うと「自分を信じることができない場合はどうしたらいいのですか?」と訊かれます。

 

ズバリ、その答えは…

「思い付く限りの努力をする」です。

私が生きてきた昭和の時代は「努力」と「根性」の時代でした。

だから「夢を叶えるには、とにかく努力する!」「根性で乗り切る!」と思っていました。

 

「今の時代、そのやり方は古いし、ちょっと…」と思われるかもしれません。

 

しかし。

高倍率の局アナ採用試験を突破してNHKキャスターになった経験と、アナウンススクールで多くの合格者を出している経験から、努力は裏切らないし、なによりも絶対的な自信になるということを身をもって感じています。

 

NHKキャスター・リポーターオーディションであちこち面接に行っていたときのこと。

何度も何度も面接で不合格になり、帰ってきて、また一から応募書類を作成する毎日でした。

 

4年間、その生活を続けてきました。

その間、自分に足りないと思うことは全部やりました。

やりきりました。

 

そして、迎えた2004年1月。

アナウンススクールの後輩たちと面接を受けに行き、一次試験の音声試験で不合格になり、皆で一緒に東京に戻ってきました。

 

そのとき、新幹線で、ある後輩に訊かれました。

「静さん、もし今年合格しなかったら、来年はどうしますか?また受けますか?」

 

この質問に私が答えたのは…

「私、今年合格するから、来年のことは考えていない」

 

この4年間、努力し続けてきました。

誰にも負けないくらい。

だから、私が合格しないなんて、私の中にはありえませんでした。

 

この数日後の2004年1月26日。

NHK室蘭放送局のキャスターとして合格しました。

 

努力は裏切らない。

そして、絶対的な自信になる。

 

私の経験です。

 


相澤静

相澤静アナウンススクール代表・元NHKキャスター 小学生の頃にテレビで見た女性アナウンサーに憧れて「アナウンサーになりたい」という夢を持つ。 大学生になり、放送局のアナウンサー採用試験(局アナ採用試験)を受けるも、ことごとく不合格。就職先がないまま大学を卒業。その後「絶対にアナウンサーになる!」と決め、放送局で番組制作のアルバイトなどをしながら試験を受ける。北は北海道から南は沖縄まで、NHK・民放、テレビ局・ラジオ局、ありとあらゆる「局アナ採用試験」を受け続け、26歳で念願のNHK室蘭放送局のキャスターに合格。受けた試験の数は、4年間で延べ500。 NHK室蘭放送局の後は、NHK山形放送局のキャスター、放送機器メーカーの営業、出版社の採用担当などを経て、2013年に「相澤静アナウンススクール」を開校。日本全国のNHK・民放に合格者を輩出し、合格率は90%を誇る。


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