ライフワーク〜世界の家庭料理を〜



2022.03.25
高木あゆみ


仕事柄、様々な料理に興味がありますが私を惹きつけて止まない料理は家庭料理です。

手近な材料でささっと美味しい料理を作る

素朴な料理の中には愛情というエッセンスが入っていて温かな家族への愛情を感じるのです。

これは食材は違えども世界共通。

今は出来合いのおかずも沢山ありますし、便利な家電もあります。何でも手作り推奨派ではないのでそれらを上手く利用して我が家なりの家庭料理を作れば良いのかな、と思います。

忙しくてもきちんとしたものを食べたい、食べさせたい、そんな思いは時代を超えて残るはず。

 

私がライフワークにしているのが日本のみならず世界の家庭料理を学び、知る事。文献を読んだり、機会があれば料理セミナーに参加したりと少しづつレシピが増えつつあります。

コロナ禍が落ち着いたら世界一周とは言わないけれど、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、色々な国を回ってその国の家庭料理を学ぶ事が目下の夢です。

それでは私の書き溜めた家庭料理の一部をご紹介しますね。

【韓国】  干し白菜のチヂミ

キムチに使わない白菜の外葉などは捨てずに干しておかずの一品にします。干した白菜の甘みが凝縮されてしみじみ美味しいです。

【シンガポール】 海南鶏飯 ( ハイナンチーファン )

茹で鶏の茹で汁でご飯を炊いて、スープを作り、茹で鶏と一緒にいただく、簡単で無駄のない料理です。茹で汁で炊いたご飯は絶品です。

【アメリカ 南部料理】  ガンボスープ

アメリカ南部の植民地の奴隷達がガンボ(オクラ)を持ち込み、フランスやスペインから来た移民たちの食文化が混ざり合って出来た郷土料理です。

【日本 名古屋】 鬼まんじゅう

使う材料は砂糖、小麦粉、さつま芋のみ、手近な材料でささっと作れて、あっという間に出来上がります。働いていた私の母がよく作ってくれた思い出のおやつです。

 

どれも美味しいのは勿論のこと、捨てるところが少なく材料に無駄がないのです。

これも世界共通!

 

 

 

 


高木あゆみ

名古屋出身。キッチンスタジオ『a.h.house』代表 大学卒業後メーカーに営業職として就職、結婚退社、専業主婦期間を経て、得意な事で会社に頼らず自分の能力で仕事をする事を目標に少しづつステップアップを重ね、現在に至ります。 料理は独学です。 仕事内容は食品メーカー、書籍、出版向けのレシピ開発及び撮影、イベントでのクッキングデモンストレーション、食材セミナー、最近では海外向けのレシピ開発のお仕事も増えてきました。 今年の秋からコロナ禍でしばらくお休みをしていた料理教室を横浜の青葉台から逗子に移転し、活動を再開しました。 得意料理はジャンルに捉われない私風の料理。季節の食材やハーブを使って和食やイタリアン、エスニックなど様々なエッセンスを混ぜ合わせた料理が好きです。 プライベートでは二男の母。食いしん坊な家族に日々鍛えられています。


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