エンディングノート⑦



2023.05.22
内野順子


こんにちは!福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。

エンディングノートには、必ず、大切な方々への想いを書いていただくようおすすめしています。 親、兄弟姉妹、パートナー、子どもなどの他、ご友人や同僚、部下や先輩後輩、など気持ちを伝えたいいろいろな方がいらっしゃるでしょうね。 その方々への気持ちを素直に書いてくださればいいと思います。 これは、遺される人たちにとって、大切な役割を果たします。

大切な人を失った人は、とてつもない喪失感に襲われるものです。そして、後悔の思いも抱かれます。

「もっと、あんなこともしてやれば良かった…」

「あんなことを言うんじゃなかった…」

しかし、ご遺族も生きていかねばならない。その時、故人のその方に対する想いを感じれば、その呵責が少しでも和らぐのではないでしょうか。 なので、できればあまりマイナスなことは書かない方がいいですね。その方とのいい想い出や、感謝の気持ちなどを書いてみてください。

それを読む時、遺された方々はきっと救われるはずです。そして、故人の想いを受け継いで、また生きて行こうと思われるのではないでしょうか。


内野順子

大学在学中にアナウンスサークルに所属しブライダル・イベントの司会を始める。 以来、約8,000件の披露宴、約1,000件のイベントで司会を務める。 40代から葬儀司会に携わり、現在年間250件以上の葬儀司会に加えイベントも務めるマルチ司会者として活動中。 葬儀では、温かな司会をモットーとし,終活カウンセラーとしても活動、司法書士や行政書士などとコラボし、セミナーを定期的に開催。 2022年4月、葬儀で垣間見る家族や友人らとの心温まるエピソードを綴った著書「また、いつか。葬儀司会者が見た人生・愛・終活」を全国出版。 福岡県太宰府市在住。家族は28歳の長男。


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