憧れのスピログラフ



2023.04.17
雨宮睦美


子どもの頃大好きだったおもちゃに「スピロデザイン」というのがありました。円形の台に変形定規をセットして、それどおりに鉛筆を動かしていると、複雑で美しい模様が描けるのです。スピロデザインはタカラの商標で、もとはスピログラフというらしい。
 
Wikipediaの解説によれば、こうです。読んでも意味がわからない(笑)。
 
プラスティック製の板に歯車状の穴が空けられており、穴の内側にそれより小さい歯車(ピニオン)を付け、ピニオンに空けられた小さな穴にボールペンや鉛筆などの筆記具の先を通す。筆記具でピニオンを回す様にして動かすことで、その軌跡が内トロコイド曲線を描き出し、万華鏡を思わせる幾何学模様となる。ピニオンの大きさや穴の位置などによって曲線の形や大きさが変化するため、それらの組み合わせに応じて描かれる模様も様々に変化する。
 
応用として、今まで動かしていた小さい歯車(ピニオン)を2つ(それぞれの大きさは問わない)利用し、片方を固定し、もう片方で今度は固定した歯車の外側に描くことにより、その軌跡が外トロコイド曲線を描き出す。
トロコイド曲線とは「任意の曲線上を円板が滑らずに転がるときに円に固定された1点が描く軌跡」らしいです。
 
こういう理系の内容を、文系頭にわかるように噛み砕いて説明してくれる文章があればいいのに。
難しいことはおいておいて、これで遊ぶと気分は完全にデザイナー。だけど必ずどっかで鉛筆がずれて、図形が台無しになるので、きれいに完成させたことは一度もなかった気がします。商品の問題というよりは私が不器用なせいだと思う。今あるならまたやってみたいなあ(現実逃避)。

雨宮睦美

マーケティングプランナー、モデレーター(インタビュアー)。 東京都出身。 1988年青山学院大学文学部卒業後、博報堂に入社しました。 国際業務局(4年間)、マーケティング局(8年間)の勤務を経て2000年に退職。 2001年に有限会社オルテンシアを設立し、前職の流れでマーケティング業務を請け負ってきました。食品、飲料、化粧品、自動車、通信機器等、様々なジャンルの企業のお仕事に携わっています。中でもインタビュー調査を得意とし、企業トップや大学教授、ジャーナリストや編集者等の有識者取材を始め、一般消費者へのグループインタビューやデプスインタビューなどで、これまでに話を聞いた人の数は、のべ数千人を超えます。


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