うつしみのユートピア
雨宮睦美
昨日は快晴の中、中高の同級生堀川理万子さんの個展へ、銀座和光まで行ってきました。この画像はご本人のFacebookページからお借りしたもの、だから映っている指も理万子さんのものです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000146.000025779.html
その前に腹拵えをここで、と待ち合わせたのはやはり同級生が営む洋食の名店。開店前から行列ができる人気店ですが、お友だち特権で通していただいてしまいました。並んでた方々ごめんなさい。偶然同じ時間に同じコースで訪れていた別の同級生たちとも合流して、思いがけず賑やかなランチを楽しんでからの、絵画鑑賞となりました。
絵画からイラスト、絵本、立体作品と、幅広ーく活躍する堀川理万子さんは、賞もたくさん受賞して、もうきっとその世界では大御所の大先生なんですが、私たちにとってはいつも、可愛らしいりまちゃんのままです。
うっとりするほど美しい色彩、額装を突き抜けてそのままこっちにこぼれてきそうなお花や果物や葉っぱたち、ユーモラスな表情をした子供たちや動物たち。あー、この作品がおうちにあったらねー、あの壁にはこれとこれだな、なんて、みんなで妄想を膨らませながら絵を眺めるのはすごく楽しい時間でした。
夢の世界はただ可愛いだけじゃなくて、実は戦車から苺が放たれていたり、何か社会に問いを投げかけているものもあります。このくまちゃんはどこを見ているのだろうか?これは少年なのかおじさんなのか?見る人が違うと絵の解釈が異なるところも面白いですね。質問してみると作者の意図はそうではない、ということもあったりするのです。
ゴールデンウィークも残りわずかとなりました。堀川理万子「うつしみのユートピア」は、5月7日まで和光ホールにて開催中です。是非お出かけください!