ラフマニノフ生誕150年
雨宮睦美
今夜は東京フィルの定期演奏会@サントリーホールでした。
私はこちらのオーケストラの後援会員というのをやっておりまして、年8回の定期公演に2席ずつ招待いただいているのです。
5月の演目は生誕150年(そして没後80年)を記念してラフマニノフ尽くし。しかもひと捻りされた珍しいプログラムでした。彼が最後に書いたという「交響的舞曲」が特に素晴らしく、音が消えていった後の余韻は、なんともいえない幸福感を与えてくれました。
ラフマニノフ/幻想曲『岩』
ラフマニノフ/交響詩『死の島』
ラフマニノフ/交響的舞曲
指揮:ミハイル・プレトニョフ(特別客演指揮者)
プレトニョフさんは何度も聴いていますが、毎回、「ああ、おじいちゃん頑張ってる」と思ってしまいます。でも彼は実は1957年生まれなのでまだ65歳。そんなにお年寄りではないのです。
指揮者にはエネルギッシュで若く見える方が多いせいでしょうか。95歳のプロムシュテットさんは特例としても、小澤さんもコバケンも飯守さんも80過ぎてるし、引退宣言した井上道義さんや尾高さんが75かな?先月のチョンさん70歳が、プレトニョフより年上だとは、どうしても思えないんですけどね。
さてラフマニノフ記念は来月も続きます。尾高忠明氏の指揮で、
尾高惇忠/オーケストラのための『イマージュ』(これはお兄さんの作らしい)
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番
ラフマニノフ/交響曲第1番
ピアノ協奏曲のソリストには、今をときめく亀井聖矢くん。
こちらも楽しみです。
私が所属しているアマチュアオケでも、次回演奏会の候補にラフマニノフの交響曲2番が挙がったのですが、「難しすぎるだろう」ということで今回は見送りになりました。残念!