絵文字にご注意ください
雨宮睦美
絵文字が誕生したのは1999年、iモードの始まった時代だそうです。
日本発のコミュニケーションツールとして大いに話題になり、当時すでに30過ぎてた私の世代も、使いこなせないと若者にバカにされる、っていう感覚があって、せっせと使っていたんではないかと思います。
それがいまや。
「絵文字に感情乗せるのやめてほしい」
「わかるー」
「きもいよね」
「汗かいてるやつとかムリ」
「キャーあれほんとやめて」
「おじさんに多くない?」
ってな会話がテレビのバラエティーで繰り広げられていて、若い女子が「ムリムリ!」「きもすぎ!」と盛り上がるのを、司会の上田晋也だけでなく、若槻千夏やらMEGUMIやらベテラン女性群も「なんでダメなの?」「絵文字ってそういうもんじゃないの?」と戸惑いまくっている、という光景を目にしました。
特にこれらが槍玉にあがってたやつですね。
例えば「遅れてごめんね」の気持ちを表したい初期絵文字世代を、令和の若者たちはバッサリ斬ってしまいます。そしてこうした絵文字を使う多用するメールは「おじさん構文」と認定されるのです。
時代って残酷ですね。