みんな可愛い赤ちゃんだった



2021.02.26
寺崎慈子


私は土曜日は、毎日行っている体操をお休みします。

何故なら、安住紳一郎の番組を見たいからです。彼が、みっともない姿になろうとも、ゲストのアスリートの方の競技を、真剣にやってみる姿を見るのが好きだからです。

そのあと、「サワコの朝」をみます。今日のゲストはニューヨークで活躍されている西川悟平さんでした。彼は

「ジストニア」という病気で7本指で弾くピアニストなのです。でも、彼は「右手は5本、左手が2本も動く!」と

逆境をプラスに変える方です。

恩師に見いだされてニューヨークで活躍するようになる話も感動的ですが、なにより自分の部屋に強盗が入った時

の彼らとのやり取りが印象に残りましたね~

彼は「どうして彼らはこうなったんだろう?」と強盗二人の幼児体験に興味を持ったそうです。そして、その通りの質問をします。

一人は「父親は虐待、母親はアル中で、二人に捨てられ、ホームレスになった」と答えます。もう一人が「今日は僕の誕生日なんだ 」と言うのでピアノでハッピーバースデーを弾いて上げると、彼がピアニストと分かって2時間のライブをやる羽目になりましたしたが、彼らは何も取らずに「部屋の鍵は閉めておけよ!」と言い残して去って行ったそうです。

最近   話題作「すばらしき世界」を観ました。                                                                                   

元ヤクザが、出所してから真面目に生きようとする時、彼に当たる社会の冷たさ、人の優しさ、復帰の難しさなど、人間の心に問いかけてくる秀作です。

その中で「虐待を受けると脳に傷がつき、あんたのようにすぐカッとなったり暴力をふるうようになるんだ!」という台詞がありました。

今、コロナ禍の中、虐待を受けている子どもが多くなっていることが伺えます。

イライラする親の気持ちも分かります。でも自分のイライラのはけ口を子どもにぶつけることで、子どもの一生に傷を付ける事を解っていないと思います。      子育ての影響は大きいです。

事件の犯罪者を見るたびに、私は「酷い!」でなく「辛い幼児体験、環境だったんだね~」と慰めたくなります。

「罪を憎んで人を憎まず」

 

どんな人だって、産まれた時はみんな可愛い赤ちゃんだったのですもの。

 


寺崎慈子

50歳のときに大病にかかり、入退院を繰り返す。回復後、与えられた命に感謝するとともに、「これからの人生は自分の好きなように生きよう」と心に誓う。 「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答した結果、“歌”と“織り”にたどりつく。 その後、シャンソン歌手と織物作家になり、両方の夢を叶える。 60歳のときに自宅を改装し、『アトリエ&かふぇ悠遊』をオープン。若い世代に食や健康に関する正しい情報を伝えるべく、さまざまなイベントや勉強会を企画・開催している。


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