カラフルコスメ大好き!だけど…



2023.02.12
雨宮睦美


SNSの広告でついつい・・・

ご存じの方も多いことでしょう。最近は韓国と中国のコスメのクオリティーが恐ろしく進化しています。中身はもちろんのこと、パッケージや広告コピーなども洗練されていて、しかも日本の製品より価格が安い。若い子たちが夢中になるのもわかります。特にメイクアップ品はSNSで広告が流れてくるとついポチっとしてしまう。そうやって買うからまたターゲティングされて別な広告が、のループが、かなり危険です。

「買う≠使う」問題

私は長年化粧品ブランドの担当などやっていたので、少し事情に詳しいし、コスメを買うのも好きなのですが、問題があります。それは「買ったはいいがほとんど使わない」ことなのです。マニアに転売するとか、きれいに保存してコレクションに加えるとか、でもなく、単に「買って満足して終わり」なんです。最初だけ塗ってみたりするだけ。時々引き出しから出してきてニヤニヤしています。バカです。

 

色彩に囲まれているのが幸せ

思い起こせば10代の頃、カラーペンに夢中になって、様々な種類のものを集めていました。海外輸入物は発色が違う!これとこれは似ているけど微妙に色合いが違う!とか言って、新しいものを見つけると買い足すのがすごく楽しかった。当時はそのペンで友だちに手紙を書いたり、お気に入りの曲を録音したカセットテープ(時代が!)に曲名を書くのに使っていました。いろんな色彩に触れていたい、っていうことなんだけど、メイク品の場合は「自分の顔に塗る」に至らないのですよね。もったいない。

春に向けて、各社から新色が出そろうのが、楽しみであり恐ろしくもある今日この頃です。

https://www.facebook.com/mutsumi.amemiya


雨宮睦美

マーケティングプランナー、モデレーター(インタビュアー)。 東京都出身。 1988年青山学院大学文学部卒業後、博報堂に入社しました。 国際業務局(4年間)、マーケティング局(8年間)の勤務を経て2000年に退職。 2001年に有限会社オルテンシアを設立し、前職の流れでマーケティング業務を請け負ってきました。食品、飲料、化粧品、自動車、通信機器等、様々なジャンルの企業のお仕事に携わっています。中でもインタビュー調査を得意とし、企業トップや大学教授、ジャーナリストや編集者等の有識者取材を始め、一般消費者へのグループインタビューやデプスインタビューなどで、これまでに話を聞いた人の数は、のべ数千人を超えます。


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