ブライダル司会者はみた!①仕事内容~準備編



2023.03.26
長谷川文


ブライダル司会

独身時代にブライダル司会の仕事をしていました。ブライダル司会は事務所に所属する人、ホテルと直接契約をする人、フリーで活動する人と色々います。私は「MCマーケット」というインターネット上の司会者マッチングサイトに登録していました。サイトには、個人の写真やプロフィールの他、これまでの披露宴司会回数やアピールポイントなどを自分で載せます。それをみたお客様がサイトの管理人に申し込み、管理人から指名された司会者に依頼がきます。

(現在はMCマーケットのサイトは残念ながらなくなってしまいました。)

 

ブライダル司会の仕事内容~準備編~

まずは打ち合わせです。打ち合わせは新郎新婦とだったり、そこに式場のプランナーさんも一緒だったりとその時によって違いました。場所も式場や都内のカフェなど色々。基本的に打ち合わせは1回にしていましたが、要望があれば2回することもありました。その他の連絡は電話やメールでしていました。

打ち合わせは式場からもらう進行表を見ながら確認していきます。入場のタイミングや余興の内容、来賓に関して(親族中心か会社関係が多いのかなど)、お色直しの回数、お色直し中の新郎、花束贈呈や手紙など。

一番時間がかかるのは、新郎新婦のプロフィール作成です。最近は映像で紹介することもありますが、司会から歓談中に紹介するというのも一般的です。その場合、取材したプロフィールを自分なりにまとめる必要があります。プロフィール紹介がなくても、必ずプロフィールシートにお二人のことを記入してもらいます。まずは、お二人がどんな人生を歩んできたのかを知ることで、披露宴はどのような雰囲気で進めていくのかということもみえてきます。プロフィールはトラブルがあった時の時間つなぎにも必要です。

新郎新婦にとって一生に一度の(一度ではない場合もありますが。。。)大切な一日です。準備から不安なく進められるように新郎新婦には必ず「なにか心配なことがあったら遠慮せずに何でも聞いてくださいね。」とお声がけしています。司会者は何度も経験している披露宴ですが、新郎新婦にとっては初めての経験です。不安なく当日を迎えられるように寄り添うということも司会者にとっては大事な仕事だと思っています。

 


長谷川文

東京都世田谷区で生まれ育つ。 大学卒業後、テーマパークに勤務。接客をはじめ、キャラクターの30周年イベントやバースデーなどの企画運営に携わる。館内での結婚式の司会やプレス発表、こどもイベントのMCを経験するうちにかねてから憧れていたアナウンサーの世界へ飛び出すことを決意。 退社後はフリーアナウンサーとなり、結婚式や企業の決算説明会、懇談会などの司会者として活動。感動のお手伝いをする司会の仕事はとても楽しく、現在も司会を通した社会貢献をテーマに活動の幅を広げている。 東京2020オリンピック・パラリンピックの開閉会式のコメンタリーガイドとして国立競技場で音声ガイドも担当。 現在は3人のこどもを育てる傍ら、FMふっかちゃんパーソナリティやアナウンス講師として活動。その他、小学校や子育て支援センターなどでの読み聞かせボランティアもしている。


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