PROFILE INTERVIEW

アコガレニスト 104
桑原 恵美 Emi Kuwahara
Doula

【PROFILE】

一部上場企業で、経営企画系やM&A関連の業務などに携わり、長男を出産後も共働きでかなりハードなワーキングマザーだった。しかし先天性疾患がある次男の出産を機に思い切って退職し、子育てに専念していた中で「産後ドゥーラ」の存在を知る。
これは、産前産後の心身共にセンシティブな母親に寄り添い、支える仕事。
赤ちゃんのお世話はもちろんのこと、料理や洗濯などトータルな家事、上のお子さんのケア、そして母親の心のケアなど、ジャンルの垣根なくサポートを行う。
前職では家で仕事の話をしたことはなかったが、今は子どもが話を聞きたがる。
クライアントだけでなく私の家族も喜んでくれるのが、働く原動力になっている。

https://finddoula.net/member-page/?doula_id=0127
egaocompany

あなたが今の仕事を始めたきっかけは?

―お母さんの心と体をサポートする制度はないの?―

30代前半で長男を出産しワーキングマザーとして夫婦二人三脚で深夜まで働く日もありました。
そして3歳違いで出産した次男には先天性疾患があり、NICU退院後すぐから訪問看護師やヘルパーさんのサポートを受けるようになったのですが、それぞれお願いできる仕事がどうしても限定的で・・・。
例えば洗濯を次男のものだけではなく全員分頼めたら・・・、長男のお迎えをお願いできたら・・・、私の不安や悩みを相談できる人がいたら・・・、そんなモヤモヤした気持ちを抱えていたとき、海外の友人からドゥーラの話を聴いたんです、垣根なく全てをひっくるめてトータルなサポートを提供できるんじゃないか、って。

産後は育児と家事に追われ、体力的にも精神的にも疲弊します。
ホルモンバランスが崩れ、自己固定感がものすごく下がっている人もいます。
そんなお母さんの心と体をまるごとサポートするのが「産後ドゥーラ」の仕事。
次男の体調が安定したきた頃、「私も産後ドゥーラになりたい」と思うようになりました。

時間の使い方を教えてください

―オンとオフの切替を工夫しています―

ついつい時間を分刻みでスケジューリングしてしまうので、子どもと出かけるときに、あえて時計を持たず(見ず)に、子どもに言われるがままに行動する日を作っています。そうすると、心にゆとりが生まれ、普段とは違った見え方や充実感を得ることができます。

一方で、一人の時間も大切にしています。
「聖地」と呼んでいる大好きなカフェでコーヒーをいただきながら本を読んだり、何でも言い合える友人と素敵な空間で美味しいお食事を楽しんだりして、リフレッシュタイムをつくるようにしています。

時間の使い方を教えてください

―オンとオフの切替を工夫しています―

ついつい時間を分刻みでスケジューリングしてしまうので、子どもと出かけるときに、あえて時計を持たず(見ず)に、子どもに言われるがままに行動する日を作っています。そうすると、心にゆとりが生まれ、普段とは違った見え方や充実感を得ることができます。

一方で、一人の時間も大切にしています。
「聖地」と呼んでいる大好きなカフェでコーヒーをいただきながら本を読んだり、何でも言い合える友人と素敵な空間で美味しいお食事を楽しんだりして、リフレッシュタイムをつくるようにしています。


一番大切にしていること・ものを教えてください

―どんなときも「品」を大切にしたいと思っています―

「品」のある生き方を、どんなときも大切にしています。
私が考える「品」とは、例えば、
何事においても責任を持つ、自分の仕事に誇りを持つ、正直である、気遣いができる、感謝をできる、TPOをわきまえたファッションやヘアメイクをする、などです。
こうしたエッセンスを忘れずに、「品」のある言動を心掛け、年齢に恥じない年の重ね方をしていきたいと思っています。

あなたのアコガレニストを教えてください

―プロフェッショナルとしての意識、女性としての生き方。全てに憧れています―

私のアコガレニストは、世界的にも有名なバレリーナの中村祥子さんです。
私も高校生までバレエを習っていて、バレリーナには幼少期から憧れがあったんです。
なかでも中村祥子さんの、並々ならぬ努力の結果、世界の頂点に君臨していることや、プロフェッショナルとしての意識、「品」のあるライフスタイルや言葉遣い、美しさなど、全てにおいて素晴らしいと思っています。そして私も刺激をいただいています。
しかもそれだけストイックにバレエを続けながらお子さんも出産していらっしゃって、女性としていきることも実現している・・・そんな姿勢に憧れています。

あなたのアコガレニストを教えてください

―プロフェッショナルとしての意識、女性としての生き方。全てに憧れています―

私のアコガレニストは、世界的にも有名なバレリーナの中村祥子さんです。
私も高校生までバレエを習っていて、バレリーナには幼少期から憧れがあったんです。
なかでも中村祥子さんの、並々ならぬ努力の結果、世界の頂点に君臨していることや、プロフェッショナルとしての意識、「品」のあるライフスタイルや言葉遣い、美しさなど、全てにおいて素晴らしいと思っています。そして私も刺激をいただいています。
しかもそれだけストイックにバレエを続けながらお子さんも出産していらっしゃって、女性としていきることも実現している・・・そんな姿勢に憧れています。


Writer's Comment -インタビューを終えて -

私も3人の子どもを出産し子育てをしている最中ですが、なぜ出産当時にこの「産後ドゥーラ」の存在を知らなかったのでしょうか。自分が自分である以前に24時間お母さんでい続けなければならないという、ここ十数年の葛藤。「私はどうでもいいの?」そんな思いを丸ごと受け止めてくれる「産後ドゥーラ」のポリシー。昔の自分に大声で教えてあげたい気分です!



- アコガレニスト第1期 - INTERVIEW