PROFILE INTERVIEW

アコガレニスト 103
小山 茂美 Shigemi Oyama
Salon owner

【PROFILE】

大学卒業後営業職に従事するかたわら、副業としてエステの仕事をスタート。
誰にでも「ありがとう」と言われるエステの仕事に大きなやりがいを感じ、両親の反対を押し切りエステサロンの経営を始める。
一方、ともに働く人を大切な「パートナー」と考え、仕事のパートナーであるエステティシャンは、自らの手で育てたいと思うように。
そこで素人からでも一人前のエステティシャンとして活躍できる人材に育てる、エステスクールの運営も行う。
現在はサロン「凛」2店舗とエステスクールのオーナー。
そして元気な男の子2人の母でもある。

https://www.salonrin.com/
https://www.facebook.com/shigemi.takahashi.1/
shigemi_oyama

あなたが今の仕事を始めたきっかけは?

―肌コンプレックスが高じて、美容の虜に。美の探求心からサロンオーナーに―

実は私自身がニキビによる肌あれがひどく、すごくコンプレックスを持っていたんです。

大学を卒業してからは医療機器の営業職に就き、各地の病院を訪問する忙しい日々でした。
でも肌はずっと気になっていたので、エステにもよく通っていましたね。
多くの美容法を試すうち、通ったサロンが何十軒にもおよびました。

その後も美容への関心は高まり続け、自分もサロンで修行することに。

最初は営業の仕事もやりながら副業でエステをしていましたがある日、ふと気づいたんです。

「営業の仕事では『ありがとう』と言われることは少なかったけれど、美容の仕事では誰にでも『ありがとう』と言われるな」って。

大きなやりがいを感じたので、美容一本でやっていく決意をしました。しばらくして働いていたサロンが閉店し、店舗を引き継ぐ形でお店を始め、今年で13年目になります。

時間の使い方を教えてください

―施術、マネジメント、家事、家族…有限な時間をいかに振り分けるかがカギ―

開業当時はまだ独身だったので、1日中ひとりで施術をして、寝る間も惜しんで働いていました。
少しずつお店が軌道に乗り、1年後にエステティシャンの方と共に仕事をするようになりましたが、育てることも楽しいと思うようなり、エステスクールも作ったんです。

今では結婚して子どもも生まれ、サロンも2店舗になり13周年。

施術の時間、マネジメントの時間、家事の時間…とどうしても多忙になります。

実は昨年、私が仕事に没頭するあまり、夫との関係がぎくしゃくしてしまって。
もっと子どもたちとの時間、夫との時間を大切にしてほしいと厳しく言われ、離婚の危機と言えそうなほどでした。

そこで私も考えを改め、仕事の時間は何時まで、子どもたちともできるだけ向き合うなど、時間の使い方を工夫しました。
小さなところでは洗濯物をたたみながらYouTubeで新しい美容法を勉強するなど「ながら」時間をできるだけ活用するようにしています。

時間の使い方を教えてください

―施術、マネジメント、家事、家族…有限な時間をいかに振り分けるかがカギ―

開業当時はまだ独身だったので、1日中ひとりで施術をして、寝る間も惜しんで働いていました。
少しずつお店が軌道に乗り、1年後にエステティシャンの方と共に仕事をするようになりましたが、育てることも楽しいと思うようなり、エステスクールも作ったんです。

今では結婚して子どもも生まれ、サロンも2店舗になり13周年。

施術の時間、マネジメントの時間、家事の時間…とどうしても多忙になります。

実は昨年、私が仕事に没頭するあまり、夫との関係がぎくしゃくしてしまって。
もっと子どもたちとの時間、夫との時間を大切にしてほしいと厳しく言われ、離婚の危機と言えそうなほどでした。

そこで私も考えを改め、仕事の時間は何時まで、子どもたちともできるだけ向き合うなど、時間の使い方を工夫しました。
小さなところでは洗濯物をたたみながらYouTubeで新しい美容法を勉強するなど「ながら」時間をできるだけ活用するようにしています。


一番大切にしていること・ものを教えてください

―主人もスタッフも大切な「パートナー」。尊敬できる人と一緒にいたい―

私はちょっと気を抜くとすぐ仕事にまい進してしまう傾向があるので、家族とのコミュニケーションは意識的に大切にしなければと思っています。

きちんと意見を言ってくれる主人とも、よく話し合うことで理解を深め合っていきたいです。

あと、大切にしているのは「パートナー」という存在。

一緒に暮らしていくパートナーは主人ですが、一緒に仕事をしていくパートナーは、スタッフ。
常に尊敬できる人と一緒に生きて、仕事をしていきたいと思っています。

あなたのアコガレニストを教えてください

―自分の芯を持ち、凛とした生き様の主人公に憧れています!-

「緋の稜線(ひのりょうせん)」というマンガの主人公である瞳子(とうこ)に憧れています。

瞳子は戦前・戦後の混乱期の東京で、戦地に赴き行方知れずとなった夫の稼業の百貨店の経営を立て直すやり手の女性なのですが、自分の芯を持っていて、守る愛情を持ちながら、女性でも自立して逞しく生きていきます。

私もそんな優しく強く生きる女性でありたいのです。

私は以前から小笠原流という作法の勉強をして、準師範の資格も持っています。「いつか大人の女性のための教養の学校を作る」というのが夢です。
瞳子のように夢をカタチにしていきたいですね。

あなたのアコガレニストを教えてください

―自分の芯を持ち、凛とした生き様の主人公に憧れています!-

「緋の稜線(ひのりょうせん)」というマンガの主人公である瞳子(とうこ)に憧れています。

瞳子は戦前・戦後の混乱期の東京で、戦地に赴き行方知れずとなった夫の稼業の百貨店の経営を立て直すやり手の女性なのですが、自分の芯を持っていて、守る愛情を持ちながら、女性でも自立して逞しく生きていきます。

私もそんな優しく強く生きる女性でありたいのです。

私は以前から小笠原流という作法の勉強をして、準師範の資格も持っています。「いつか大人の女性のための教養の学校を作る」というのが夢です。
瞳子のように夢をカタチにしていきたいですね。


Writer's Comment -インタビューを終えて -

「芯を持った女性に憧れる」そう語る小山さんご自身からも、一本筋の通った力強さが伝わってきます。優しいお顔立ちはもちろん立ち居振る舞いがしなやかなので、その強さは一見するとわかりませんが、心には熱く燃える炎が見え隠れするよう。ご自身のコンプレックスから美の道を極めたり、家族とのすれ違いもしっかり対話で軌道修正をはかったりする「凛」とした生き様が素敵です。



- アコガレニスト第1期 - INTERVIEW