PROFILE INTERVIEW
【PROFILE】
当時日本で唯一「服飾デザイン科」がある高校で学び、服飾に関する知識と経験を実装。卒業後はスタイリストとして国内外のファッションショーに携わる。
そんな折、まだスタイリストが付くことすらなかったTVドラマの世界にアサインされ、場面や俳優にぴったりの衣装を提案。
ドラマチックな物語や登場人物のお洒落なスタイルは多くの視聴者の心をつかみ「トレンディドラマ」として世を席巻する。
そんな連ドラ全盛期のスタイリングから映画の制作プロデュース、オリジナルブランド「Marena」の立ち上げまで活躍の幅は多岐にわたる。
あなたが今の仕事を始めたきっかけは?
―今はカワイイ洋服がたくさんあるけど、当時は作るしかなかったから―
故郷は繊維の街として有名だった岐阜県です。
小学生の頃テレビCMで見たミニのフレアースカートに魅せられて「あのスカートはどうやって作られているの?」と思ったのが、初めて洋服に興味を持った瞬間でした。
家にあった生地を台形に切り、縫い合わせて、見様見真似でスカートを作ってみました。
以来服作りへの情熱は高まり、高校は日本で唯一の「服飾デザイン科」のある学校に進みます。
実習課題が多く本当に大変でしたがデザイン、素材、手芸などあらゆるジャンルを網羅していたので、卒業する頃にはパタンナー、デザイナー、縫製と全てのアパレル業務に精通していました。
高2の時に「スタイリスト」という職業に魅了され「その仕事をするなら東京へ」と上京。
そしてさまざまなブランドのファッションショーのスタイリストをするようになりました。
時間の使い方を教えてください
―とにかく好きなことをする。好きな仕事だから、時間を忘れて楽しめます―
ファッションショーのディレクターとフジテレビのディレクターがタッグを組み、当時まだ一般的ではなかった「ドラマにスタイリストを付け、スタイリッシュで憧れの対象となるようなドラマを作る」そんな計画がありました。
そこで国内外のファッションショーで実績があった私に声がかかったのですが、当時は何もノウハウがなくて。
とにかく俳優さんに似合う、役に合う、ストーリーに合う…そんなファッションを提案したところ「トレンディドラマ」が大ヒット。
それからはドラマのオファーが絶えず、8クール連続で40本のドラマを手がけました。
撮影中は時間が不規則になりがちですが、好きな仕事だから苦になりません。私の人生のモットーは「とにかく好きなことをする」というもの。
休みたければ休むし、旅行に行くのも大好きです!
時間の使い方を教えてください
―とにかく好きなことをする。好きな仕事だから、時間を忘れて楽しめます―
ファッションショーのディレクターとフジテレビのディレクターがタッグを組み、当時まだ一般的ではなかった「ドラマにスタイリストを付け、スタイリッシュで憧れの対象となるようなドラマを作る」そんな計画がありました。
そこで国内外のファッションショーで実績があった私に声がかかったのですが、当時は何もノウハウがなくて。
とにかく俳優さんに似合う、役に合う、ストーリーに合う…そんなファッションを提案したところ「トレンディドラマ」が大ヒット。
それからはドラマのオファーが絶えず、8クール連続で40本のドラマを手がけました。
撮影中は時間が不規則になりがちですが、好きな仕事だから苦になりません。私の人生のモットーは「とにかく好きなことをする」というもの。
休みたければ休むし、旅行に行くのも大好きです!
一番大切にしていること・ものを教えてください
―本当に望んでいる「気持ちの良い自分」であるために、自分を大切に―
一番大切にしているもの?自分です!
私は自分を一番愛している。
そう言うと、ちょっと変に聞こえるかもしれないけど、自分を愛せない人は、他人を大切にできないと思うんですよね。だから私の場合、エネルギーは常に内向きに向かっています。
そうでないと、自分が知らず知らずのうちに本当に望む「気持ちのよい自分」でいられなくなってしまうと思うから。
常に自分の心に向かって「これで大丈夫?」と確認しながら、言葉を発しているところがあります。
逆に言うと、ほかの人のことはそれほど気にしてはいない、見ていないということになりますね。
あなたのアコガレニストを教えてください
―誰かに憧れるというのは、実はあまりないんです。自分の管理に忙しいから―
才能ある誰かの一面に対して「素晴らしいな」とか人間的に「素敵だな」と思うことはありますけど、それって人のほんの一部じゃないですか。
その人の全てを知っているわけではないのにその人そのものに憧れるという気持ちには、私はなれないんです。
自分が的外れなことをしていないか、傲慢になっていないかなど、フラットな視点でいられるよう心がけています。
あなたのアコガレニストを教えてください
―誰かに憧れるというのは、実はあまりないんです。自分の管理に忙しいから―
才能ある誰かの一面に対して「素晴らしいな」とか人間的に「素敵だな」と思うことはありますけど、それって人のほんの一部じゃないですか。
その人の全てを知っているわけではないのにその人そのものに憧れるという気持ちには、私はなれないんです。
自分が的外れなことをしていないか、傲慢になっていないかなど、フラットな視点でいられるよう心がけています。
Writer's Comment -インタビューを終えて -
ファッションを通じて各方面で華やかなキャリアを築き上げてきた棚橋さん。有名なデザイナーや監督、女優など日々多くの才能と接しているからこそ、1分1秒の感覚を研ぎ澄まし、より効果的な言葉を探しているのかもしれません。そんな棚橋さんが手がけるオリジナルブランド「Marena」など今後の動向にも期待が高まります。