【私の仕事の仕方】できそうなことは「NO」と言わない



2023.07.31
相澤静


こんにちは。

相澤静(あいざわしず)です。

 

NHK室蘭放送局で一緒に働いた先輩からの言葉で、いつも心に留めていることがあります。

 

それは…

「仕事を断らない」ということ。

 

ここで言う「仕事を断らない」というのは、なんでもかんでも引き受けるということではありません。

 

「少し勉強したり調べたりしたらできそうな仕事を断らない」ということです。

 

企業研修講師の仕事は、最初の一歩が大変です。

しかし、その一歩を超えて実績やキャリアが増えると「こんな研修はできますか?」「このテーマでの研修は可能ですか?」と相談されることも多いです。

 

そのときに「そのテーマの研修は実績がないからできないな…」と思って断ってしまうのはもったいないです。

 

研修講師としてまだ経験がなかった頃、講師登録の問い合わせをした研修会社から電話がきました。

 

そのとき「場所は地方なのですが、〇〇で▲をテーマにしたセミナーはできますか?」と聞かれました。

 

このときは、研修実績がまだなく、すぐに「YES」とは言えませんでした。

しかし、咄嗟に「私は▲のプロではありません。だから、そこにクローズアップした内容だと難しいと思うのですが、話し方の専門家としてであれば、2時間くらいのセミナーが可能です」と言ったのです。

 

すると「では、日程を仮押さえしておいていただけますか。内容については、カリキュラムを送ってください」と言われました。

 

後日、カリキュラムを作成して送りました。

こうして、地方でのセミナー講師としての一歩を踏み出したのです。

 

その後、この研修会社からはたくさんのご依頼・ご相談を受け、現在も日本各地に赴いています。

 


相澤静

相澤静アナウンススクール代表・元NHKキャスター 小学生の頃にテレビで見た女性アナウンサーに憧れて「アナウンサーになりたい」という夢を持つ。 大学生になり、放送局のアナウンサー採用試験(局アナ採用試験)を受けるも、ことごとく不合格。就職先がないまま大学を卒業。その後「絶対にアナウンサーになる!」と決め、放送局で番組制作のアルバイトなどをしながら試験を受ける。北は北海道から南は沖縄まで、NHK・民放、テレビ局・ラジオ局、ありとあらゆる「局アナ採用試験」を受け続け、26歳で念願のNHK室蘭放送局のキャスターに合格。受けた試験の数は、4年間で延べ500。 NHK室蘭放送局の後は、NHK山形放送局のキャスター、放送機器メーカーの営業、出版社の採用担当などを経て、2013年に「相澤静アナウンススクール」を開校。日本全国のNHK・民放に合格者を輩出し、合格率は90%を誇る。


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