「葬儀司会」という仕事



2023.02.21
内野順子


こんにちは!福岡の葬儀司会者&終活カウンセラーの内野順子です。

私は大学生の頃から、ブライダルやイベントの司会を続けて来ました。ブライダルは約8,000件、イベントは1,000件ほど務めて来ております。

40歳を過ぎてから、ご葬儀の司会も手がけるようになりました。現在は年間250件以上のお見送りをさせていただいています。高齢化社会でご葬儀は毎日のように行われ、福岡・北九州を中心に12社程の葬儀社様とお取引いただいています。私1人では手いっぱいなので、優秀な司会者さんたちにお手伝いしてもらっています。

葬儀の司会にメインを移した時、いろいろ言われました。ブライダル司会者が葬儀に転向することを「都落ち」のように思っている人がいるんですよね。

しかし私は、ご葬儀の司会者であることを誇りに思っています。披露宴が人生の幸福の頂点であるならば、ご葬儀は人生のラストステージ。天寿を全うした方、心ならずも若くして亡くなられる方、故人様それぞれに歴史があり、それは全て尊い。その最後のステージの花道を飾ってあげるのが私の役目です。

葬儀司会は奥が深く、ご宗旨の知識も必要ですし、何よりも悲しみの真っ只中におられるご遺族に寄り添う心が大切です。容易な仕事ではありませんが、子育てを終えた女性たちが生き生きと活躍しています。70歳超えの方がバリバリ仕事しているくらい。 主婦や育児、介護の経験などが生かされる職種で、50歳過ぎからでも充分間に合います。司会をマスターして、葬儀社に就職される方も。

女性のセカンドキャリアとして、おススメの仕事です。

*Facebookページ* http://www.facebook.com/junko.uchino

 


内野順子

大学在学中にアナウンスサークルに所属しブライダル・イベントの司会を始める。 以来、約8,000件の披露宴、約1,000件のイベントで司会を務める。 40代から葬儀司会に携わり、現在年間250件以上の葬儀司会に加えイベントも務めるマルチ司会者として活動中。 葬儀では、温かな司会をモットーとし,終活カウンセラーとしても活動、司法書士や行政書士などとコラボし、セミナーを定期的に開催。 2022年4月、葬儀で垣間見る家族や友人らとの心温まるエピソードを綴った著書「また、いつか。葬儀司会者が見た人生・愛・終活」を全国出版。 福岡県太宰府市在住。家族は28歳の長男。


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