糸とクリスタルボール?



2021.06.28
寺崎慈子


私はシャンソン、タンゴ、カンツオーネなど歌っていました。

しかし、段々と歌う場も無くなり、もうこの年になったら歌うことも無いだろうな~💦と

沢山ある譜面も捨てようかな~?と思っていました。

ところが、今年は歌のお声がかかることが多くなりました。

その一回目がつい1週間前に友人の誕生日に

皆様の前で「童神」をアカペラで歌いました。

有難いことに声量は衰えず歌い切りました。

この歌は初めての孫が産まれた時、

「ママにピッタリの曲があるよ~」と娘が教えてくれて持ち歌に

した大好きな歌です。

 

 

次のステージは、なんと

クリスタルボールとシャンソンの共演

という初めての試みです。

どうなることか?

私が5曲ほど歌い(バックにクリスタルボールが入る)

そのあと、お客様に寝ていただき、クリスタルボールの演奏が20分ほどという構成です。

今、私の選曲をしているところですが、

私と言えば「手織り」なので、中島みゆきさんの「糸」を入れようかと思っています。

日にちが余りないので、覚えられるか💦

その詩が素晴らしく、歌いながら涙が出てきます。

一)何故巡り合うのかを  私たちはなにも知らない

いつ巡り合うのかを  私たちはいつも知らない

どこにいたの   生きていたの

遠い空の下  二つの物がたり

縦の糸はあなた  横の糸は私

織りなす布は  いつか誰かを暖めうるかもしれない

 

二)なぜ生きてゆくのかを  迷った日の跡のささくれ

夢追いかけ走って   ころんだ日の跡のささくれ

こんな糸が  なんになるの

心許なくて  ふるえてた風の中

縦の糸はあなた  横の糸は私

織りなす布は  いつか誰かの傷をかばうかもしれない

 

縦の糸はあなた   横の糸は私

会うべき糸に出逢えることを   人は仕合せと呼びます。


寺崎慈子

50歳のときに大病にかかり、入退院を繰り返す。回復後、与えられた命に感謝するとともに、「これからの人生は自分の好きなように生きよう」と心に誓う。 「自分が本当にやりたいことは何か」と自問自答した結果、“歌”と“織り”にたどりつく。 その後、シャンソン歌手と織物作家になり、両方の夢を叶える。 60歳のときに自宅を改装し、『アトリエ&かふぇ悠遊』をオープン。若い世代に食や健康に関する正しい情報を伝えるべく、さまざまなイベントや勉強会を企画・開催している。


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