カラフルコスメ大好き!だけど…
雨宮睦美
SNSの広告でついつい・・・
ご存じの方も多いことでしょう。最近は韓国と中国のコスメのクオリティーが恐ろしく進化しています。中身はもちろんのこと、パッケージや広告コピーなども洗練されていて、しかも日本の製品より価格が安い。若い子たちが夢中になるのもわかります。特にメイクアップ品はSNSで広告が流れてくるとついポチっとしてしまう。そうやって買うからまたターゲティングされて別な広告が、のループが、かなり危険です。
「買う≠使う」問題
私は長年化粧品ブランドの担当などやっていたので、少し事情に詳しいし、コスメを買うのも好きなのですが、問題があります。それは「買ったはいいがほとんど使わない」ことなのです。マニアに転売するとか、きれいに保存してコレクションに加えるとか、でもなく、単に「買って満足して終わり」なんです。最初だけ塗ってみたりするだけ。時々引き出しから出してきてニヤニヤしています。バカです。
色彩に囲まれているのが幸せ
思い起こせば10代の頃、カラーペンに夢中になって、様々な種類のものを集めていました。海外輸入物は発色が違う!これとこれは似ているけど微妙に色合いが違う!とか言って、新しいものを見つけると買い足すのがすごく楽しかった。当時はそのペンで友だちに手紙を書いたり、お気に入りの曲を録音したカセットテープ(時代が!)に曲名を書くのに使っていました。いろんな色彩に触れていたい、っていうことなんだけど、メイク品の場合は「自分の顔に塗る」に至らないのですよね。もったいない。
春に向けて、各社から新色が出そろうのが、楽しみであり恐ろしくもある今日この頃です。